介護職の仕事
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介護福祉士が現場以外の仕事に転職するなら?おすすめの職種と成功のポイントを解説

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「介護福祉士としてやりがいを感じる一方、体力的な負担や将来のキャリアに悩んでいませんか?」

「貴重な資格と経験を、現場以外で生かす道があることをご存知でしょうか?」

この記事では、介護福祉士の資格を生かせる現場以外の仕事を15種類、具体的な職種を挙げて詳しく解説します。

記事を読めば、キャリアの選択肢が大きく広がり、理想の働き方を見つけるための具体的な一歩を踏み出すことが可能です。

介護福祉士の資格は相談員や教員、さらには介護以外の職種でも高く評価されます。介護福祉士の経験と専門性を生かして、働きがいのあるキャリアを実現できる方法を知ってください。

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介護福祉士の現場以外の仕事5選

介護福祉士の現場以外の仕事として以下の5つが挙げられます。

  • 生活相談員
  • 介護福祉士養成施設の教員
  • 福祉系高校の教員
  • 初任者研修や実務者研修の講師
  • 福祉用具専門相談員

生活相談員

介護現場での経験を生かして利用者や利用者の家族の相談に乗る、身体的な負担が少ない仕事が生活相談員です。

生活相談員はこれまでの知識を役立てながら、新しいキャリアを築きたい介護福祉士の方におすすめです。

生活相談員の主な仕事はデスクワークが中心で、利用者一人ひとりの状況を深く理解し、適切な支援につなげる重要な役割を担います。

夜勤がない日勤中心の職場も多いので、生活相談員は規則正しい生活を送りながら長く働き続けることが可能です。

生活相談員は特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどで、以下の業務を担当します。

  • 利用者や家族が抱える生活上の悩みや介護に関する相談への対応
  • 入退所の手続きや関係機関との連絡・調整
  • ケアプラン作成の補助
  • 苦情対応

生活相談員は介護職よりも基本給が高い傾向にあり、将来的には運営に関わる管理職を目指すことも可能です。

介護福祉士養成施設の教員

介護福祉士養成施設の教員は未来の介護福祉士を育てるやりがいのある仕事です。介護福祉士養成施設の教員は夜勤がないため、比較的規則正しい生活を送れます。

介護福祉士を養成する専門学校や大学で専門知識や技術を教えることが、介護福祉士養成施設の教員の主な仕事内容です。

介護福祉士養成施設の教員の仕事に就くには、一般的に以下の要件が求められます。

  • 介護福祉士として5年以上の実務経験
  • 専任教員講習会の修了

福祉系高校の教員

介護現場での経験を生かし、未来の介護人材を育てる仕事が福祉系高校の教員です。

次世代を担う高校生に介護の知識や技術を教えるため、福祉系高校の教員は社会貢献度が高く大きなやりがいを感じられます。

福祉系高校の教員は夜勤がなく長期休暇も取れるので、自分の時間を大切にしながら働けます。身体的な介助はほとんどないため、福祉系高校の教員は体への負担も大幅に軽減することが可能です。

福祉系高校の教員は公立高校の場合は地方公務員となり、安定した収入と手厚い福利厚生も期待できます。

基本的に教員免許状は必要ですが、介護福祉士としての実務経験が豊富であれば「特別免許状」で採用される道もあります。

初任者研修や実務者研修の講師

初任者研修や実務者研修の講師は、介護経験を生かして未来の介護職員を育てるやりがいのある仕事です。

初任者研修や実務者研修の講師は時給が高く、自分のペースで働きやすい点も魅力です。介護福祉士として5年以上の実務経験などの要件を満たせば、講師として活躍の道が開けます。

初任者研修や実務者研修の講師の働き方は常勤だけでなく、非常勤勤務や日中の時間を活用した副業も可能です。

初任者研修や実務者研修の講師の時給は2,000〜5,000円程度が相場で、専門性を生かして効率的に高収入を得られます。

福祉用具専門相談員

介護現場の経験を生かしつつ、体力的な負担を減らして働きたい方におすすめの仕事が福祉用具専門相談員です。

利用者の体の状態や住んでいる自宅の環境に合わせて、車いすや介護ベッドなどの福祉用具を選ぶお手伝いをする専門職が福祉用具専門相談員です。

福祉用具専門相談員の主な職場は福祉用具のレンタルや販売を行う事業所で、利用者の自宅を訪問することもあります。

直接体に触れる介護が少ないので、体力的な負担を軽くしたいと考えている方に福祉用具専門相談員はおすすめです。福祉用具専門相談員の働き方は夜勤がなく、土日祝休みで規則正しい生活ができる点が魅力です。

介護福祉士の資格をお持ちの場合、特別な講習を受けなくても福祉用具専門相談員として働けます。介護経験は利用者の気持ちに寄り添った提案に直結するため、大きな強みになります。

介護福祉士が目指せる現場以外の上級職種5選

介護福祉士が目指せる現場以外の上級職種として以下の5つが挙げられます。

  • サービス提供責任者
  • 施設長・管理者
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)
  • 理学療法士・作業療法士
  • 看護師

サービス提供責任者

サービス提供責任者は介護福祉士の資格と現場経験を生かしてキャリアアップできる上級職です。

サービス提供責任者は訪問介護事業所の司令塔として、介護サービスの計画立案からスタッフの管理まで幅広い役割を担います。

ケアマネジャーが作成したケアプランにもとづき、利用者に合わせた具体的な訪問介護計画書を作成することがサービス提供責任者の主な仕事です。

計画書を作るだけでなく、利用者やご家族との面談、担当者会議への出席などもサービス提供責任者が行います。

サービス提供責任者は現場での直接的な介護よりもデスクワークや調整業務の割合が増えるため、身体的な負担を減らしながら専門性を発揮できます。

サービス提供責任者は現場の介護職よりも給与水準が高くなる傾向にあり、役職手当がつく事業所が多い点も魅力です。

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施設長・管理者

施設長・管理者は、施設のトップとして運営全体をまとめる責任ある仕事で、大幅な年収アップが期待できます。

代わりに施設長・管理者は施設の方向性を決定し、スタッフを導く役割を担うため、リーダーシップや経営的な視点が求められます。

仕事内容は多岐にわたりますが、人材管理や収支管理、行政対応、地域連携などが施設長・管理者の主な仕事です。

介護現場で培った知識や経験を生かし、より大きな視点で組織運営に携わりたい方に施設長・管理者はおすすめです。

介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護の現場経験を生かしてキャリアアップを目指せる代表的な職種が介護支援専門員(ケアマネジャー)です。

介護支援専門員の業務はケアプランの作成や連絡・調整、医療機関との連携などのデスクワークが中心です。

介護支援専門員は介護の専門知識を生かしながら、より高い専門性を持って働けます。給与水準も介護福祉士より高くなる傾向があり、介護支援専門員は大幅な収入アップも期待できます。

夜勤がなく、日勤のみや土日休みの職場が多いため、介護支援専門員はワークライフバランスを整えやすい仕事です。

介護福祉士として5年以上の実務経験を積むと、介護支援専門員の受験資格を得られます。

介護支援専門員の経験を積めば、将来的に独立して自分の居宅介護支援事業所を開設することも可能です。

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理学療法士・作業療法士

理学療法士や作業療法士はリハビリテーションの専門家として介護福祉士からのキャリアアップにおすすめの職種です。

国家資格を持つ専門職になるので、理学療法士 や作業療法士は大幅な収入アップも期待できます。

介護現場で培った、利用者の日常生活動作(ADL)に関する知識やコミュニケーション能力を生かすことも可能です。

理学療法士と作業療法士はどちらも体の機能回復を助ける仕事ですが、支援する内容が次のように異なります。

  • 理学療法士は「立つ」「歩く」などの基本的な動作の回復をサポートする役割
  • 作業療法士は食事や入浴、着替えなど、日常生活に必要な応用的な動作の回復を支援

理学療法士や作業療法士の活躍の場は病院や介護施設、訪問リハビリなど幅広く、医療分野へのキャリアチェンジも視野に入れられます。

ただし、理学療法士や作業療法士の資格を取得するには大学や専門学校などの養成校で3年以上学び、国家試験に合格することが必要です。

看護師

介護福祉士の経験を生かし、さらに専門性を高めたい方には看護師がおすすめです。医療の知識と技術を身に付けることで、利用者へ提供できるケアの幅が大きく広がります。

介護と医療の両面から質の高いケアを提供できる点が介護福祉士経験のある看護師の強みです。

介護福祉士として培った高齢者とのコミュニケーション能力や身体を支える技術は、看護の現場ですぐに役立つスキルです。

給与水準も介護福祉士より高くなる傾向があり、認定看護師や専門看護師といったキャリアアップの道も選べます。看護師になると、以下のような場所で活躍できます。

  • 病院
  • クリニック
  • 訪問介護ステーション
  • 介護施設

看護師になるには、高校卒業後に専門学校や大学などの看護師養成所で3年以上学び、国家試験に合格することが必要です。

当メディア【ホワイト介護部】は、以下の記事で介護士から看護師へキャリアアップした方に、単発バイト体験談を書いてもらっています。

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介護福祉士の経験を生かせる介護以外の職種5選

介護福祉士の経験を生かせる介護以外の職種として以下の5つが挙げられます。

  • 介護事務
  • 介護用品の営業職
  • 保育士・保育補助
  • 社会福祉士
  • 心理カウンセラー

介護事務

介護事務は介護現場の経験を生かせるデスクワーク中心の仕事です。介護事務は身体的な負担が少なく、プライベートの時間を大切にしながら働けます。

介護サービスの費用を計算して請求する介護報酬請求(レセプト)業務が介護事務の主な仕事です。

介護事務は介護事業所の運営を支える重要な役割です。介護事務の業務は介護保険制度への深い理解が求められるため、介護福祉士としての知識や経験が直接役立ちます。

介護事務は必須の資格はありませんが、基本的なパソコンスキルは必要です。「介護事務管理士®」などの民間資格を取得しておくと、転職活動を有利に進められます。

介護用品の営業職

介護用品の営業職は利用者や介護施設、病院などに対して、福祉用具や介護用品を提案し販売します。

介護の知識があるからこそ、利用者の体の状態や生活環境に合わせた最適な商品を選び出せます。

介護用品の営業職は夜勤や身体的な介助がないので体力的な負担が少ない点が魅力です。

営業成績に応じた給与がつく場合が多いため、現場で働くよりも営業職の方が高い収入を目指せる可能性があります。介護用品の営業職は主に以下の商品を扱います。

  • 介護ベッドや車椅子
  • 歩行器
  • おむつや介護食

利用者の状況を深く理解している介護福祉士経験者の提案は、大きな説得力を持ちます。

介護支援専門員や看護師など他の専門家と連携する場面でも、経験や専門知識がコミュニケーションに大きく役立つでしょう。

保育士・保育補助

介護福祉士の経験は保育士や保育補助の仕事でも役立ちます。人の成長に寄り添い、生活を支える点で、介護と保育の仕事には共通点が多いからです。

高齢者介護で培った以下のスキルは保育の現場でも生かせます。

  • 言葉でうまく伝えられない子どもの気持ちをくみ取る観察力
  • 保護者と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力
  • 食事、排泄、着替えといった基本的な介助スキル
  • 子どもたちとの遊びや行事の計画に役立つレクリエーションの企画経験

保育士として働くには国家資格が必要ですが、資格がなくても始められる保育補助の働き方もあります。

対象が子どもに変わることで、介護とは違った新しい視点や喜びを見つけられる点も保育士・保育補助の仕事の魅力です。

社会福祉士

社会福祉士は、心や体、経済的なことで困っている人たちの相談に乗り、解決への手助けをする福祉の専門職です。

介護現場で培った、利用者や利用者の家族と心を通わせるコミュニケーション能力は、相談業務に生かすことが可能です。

介護福祉士として多くの専門職と連携してきた経験は、支援計画を作ったり、関係機関と連絡を取り合ったりする業務に役立ちます。社会福祉士が活躍できる場所は高齢者施設だけでなく、医療機関や地域の相談窓口、児童相談所など多岐にわたります。

社会福祉士は国家資格であり、介護福祉士からのキャリアアップとして、より広い視野で社会に貢献したい方におすすめです。
» 介護福祉士と社会福祉士の違いとは?違いと向いている人の特徴

心理カウンセラー

介護福祉士として培った経験は、人の心の悩みに寄り添う心理カウンセラーの仕事で役立ちます。

介護の現場では、利用者やご家族の気持ちを深く理解し、信頼関係を築く力が求められます。「人の心に寄り添うスキル」は、心理カウンセラーにとって最も重要な能力の一つです。

介護の現場で身に付けた以下の経験やスキルが心理カウンセラーの仕事に生かせます。

  • 傾聴力・共感力
  • 孤独感や喪失感に寄り添った経験
  • 観察力

心理カウンセラーは医療機関や福祉施設、学校や企業など多くの場所で活躍できます。ただし、心理カウンセラーは公認心理師などの資格取得のために大学などで学び直す必要があります

介護福祉士の転職を成功させるためのポイント

介護福祉士の転職を成功させるためのポイントは以下のとおりです。

  • キャリアプランを明確にする
  • 転職先の情報収集を徹底する
  • 資格・スキルをアップデートし続ける

キャリアプランを明確にする

介護福祉士の転職を成功させるために大切なことは、キャリアプランを明確にすることです。自分の進みたい道がわかっていると、求人情報に惑わされず、本当に合う仕事を見つけやすくなります。

キャリアプランを明確にするために、以下の項目を紙に書き出して、自分の考えを整理しましょう。

  • 得意だったこと・苦手だったこと
  • 仕事に求める条件の優先順位
  • 5年後・10年後の目標
  • 将来の方向性
  • 理想の働き方のために必要な資格やスキル
  • 転職するうえで「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」

自分自身とじっくり向き合う時間を作ると、転職活動の軸ができます。

転職先の情報収集を徹底する

介護福祉士の転職を成功させるには、応募先の情報を徹底的に集めることが欠かせません。

求人票の情報だけでは職場の雰囲気や人間関係など、働きやすさに関わる大切な部分がわからない場合が多いからです。入社後に後悔しないためにも、以下の方法で情報を集めましょう。

  • 公式サイト・求人票
  • 口コミサイト・SNS
  • 転職エージェント
  • 会社説明会・転職フェア
  • 業界ニュース

いろいろな角度から情報を集めれば、自分に本当に合った職場を見つけられる可能性が高まります。

資格・スキルをアップデートし続ける

転職を成功させ、キャリアの選択肢を広げるためには、資格やスキルを常にアップデートし続けることが重要です。

介護や福祉の業界は制度の改正や新しいケア技術の登場など、変化が早い世界です。最新の知識や専門性を身に付ければ、より多くの求人に対応できるようになり、自身の市場価値を高められます。

以下の方法でスキルアップを目指すことがおすすめです。

  • 介護支援専門員や社会福祉士などの上位資格の取得
  • 認知症ケア専門士や福祉住環境コーディネーターなど、特定の分野での専門性を証明する資格の取得
  • WordやExcelといった基本的なPCスキルを習得し、事務作業にも対応できる準備
  • 施設長や管理者を目指すためのリーダーシップや経営に関する研修への参加
  • セミナーなどによる、介護保険制度の改正や最新の福祉情報の学習

自身の専門性を高めることが、希望するキャリアプランの実現につながります。

介護福祉士の経験を生かして現場以外のキャリアに挑戦しよう

介護福祉士として培った経験やスキルは、介護現場以外でも役立つ強みです。

専門知識や利用者・ご家族との真摯な関わりで身に付けたコミュニケーション能力は、さまざまな職種で高く評価されます。

身体介助だけでなく、相談業務や教育分野など、社会に貢献できる方法は多数です。介護福祉士の経験に自信を持ち、自分の興味や将来の計画に合わせた理想の働き方を見つけましょう。
» 介護職の転職活動を徹底解説!スムーズに進めるコツも紹介

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