未経験でも介護職が続く人の特徴と続けるコツを完全実話で解説します
介護職が続く人ってどんな人?
仕事を続けられるか不安・・・
子どもの学費のためにも安定して働きたい!
介護職は離職率が高いと言われる仕事ですが、離職率20%を超えていた10年前と比べ、令和4年9月30日時点では14.4%まで下がっています。
介護労働実態調査によれば、10年以上介護職を続けている人の割合は全体の55.1%なので、約半数の人は介護職を長く続けているといえるでしょう。
この記事では、介護職が続く人の特徴と続けるためのコツ、私が14年も続けられたリアルな理由を解説します。
結論!介護職が長く続く人は自分にあった職場で働いているだけです。
自分にあった職場探しは「介護職に向いてる人と向いてない人の特徴」という記事を参考にしてみてください。
介護職として長く働く職場の選び方5選
介護職が続く人は、自分の優先する条件にあった職場で働いています。私は給料が一番重要なので、通える範囲内で最も給料が高い介護施設を選びました。
ケース別に探すポイントも含めて解説したので、あなたにあてはまる条件を選び読んでみてください。
- 小さな子供がいる人
- ワークライフバランスを大事にしたい人
- 収入にこだわる人
- 人間関係を重視したい人
- 利用者さんと 丁寧に関わりたい人
小さな子供がいる人
小さな子供がいる人は、下記2つの特徴を満たすと長く介護職を続けられます。
- 保育所が併設された介護施設で働く
- 子育てへの配慮がある介護施設で働く
過去の私のように、子持ちに配慮してくれない職場に転職してしまうと泣きたくなるほど後悔します。
子持ちに配慮してくれない職場とは人手不足の職場で、親は通常のシフトをこなすのが困難です。
情報通の介護転職サービスに相談すれば、小さな子を持つ人にあった職場を紹介してもらえますよ。
ワークライフバランスを大事にしたい人
ワークライフバランスが大事な人は、有給消化率100%の職場を選ぶと仕事が続きます。
有給がなかなか取れない職場で働いてる人は驚くかもしれませんが、 介護職でも有給消化率100%の職場はあります。
実際に探す方法は次の2つ。
- 気になる施設のホームページを確認する(載っていない場合もある)
- 介護特化の転職サービスレバウェル介護に相談する
仕事と生活のバランスをとり、充実した人生を送るためにも有休消化は大切です。
近所で気軽に短時間から働ける単発バイトアプリ『カイテク』や介護派遣を利用して、自由に仕事をする方法もあります。
収入にこだわる人
収入にこだわる人は、手当が高く評価制度の整った職場で働くと仕事が続きます。
介護施設は働く場所で給料が大きく変わるからです。
給料を上げたい人はハローワークよりも介護転職サービスの利用が必須。
ハローワークは売り上げが悪い事業所も無料で掲載できるので、収入にこだわる人には向いていません。
過去にハローワークを利用して転職した、私の同僚に聞いた話です。
「ここは良いところですよ〜」と紹介され転職した先は、みなし残業が毎日4時間あるブラック施設だったとか。
一概にハローワークがダメというわけではないですが、不安な人は両方を利用して比べてみてくださいね。
収入にこだわる人は、自分が通える範囲で1番給料が高い職場を探しましょう。
実際に給料を上げた私の事例は以下の記事を参考にしてください。
介護福祉士が年収500万超えを実現する方法!いずれは年収1000万
人間関係を重視したい人
人間関係の良い介護施設は良い人が多い職場です。
人間関係の良い職場で働きたい人は、以下3つの特徴が職場選びのポイント。
- 離職率
- 職場の雰囲気
- 年齢層
お金やワークライフバランスも大切ですが、せっかくなら仕事が楽しめる職場で働きたいですよね。
どこよりも詳しい情報が手に入るのは、介護派遣事業と直取材で豊富な情報量をもつレバウェル介護です。
レバウェル介護には、人間関係が良好な施設を見極めるための情報がそろっているので、ぜひ1度公式サイトを覗いてみてください。
利用者さんと丁寧に関わりたい人
利用者さんと丁寧に関わりたいと考える人は、ユニットケアが導入された施設ではたらくと仕事が長く続きます。
ユニットケアとは、施設が利用者にとって「家」と感じられるよう、一人ひとりに寄り添った個別ケアを実践する施設です。
質の高い施設は、職員の接遇やインテリアの隅々までこだわっています。
私が研修で行った施設は、職員が完全な私服で仕事をしており、良い意味で施設感がまったくない環境でした。
利用者さんとしっかり向き合える介護がしたい人は、ユニットケアを実践する施設でやりがいを見出せるでしょう。
介護職を長く続けるコツ
14年目の介護福祉士である私が介護職を続けるコツを3つ挙げます。
現場で以下の特徴を持った人は、トラブルなく安定して仕事が続けられています。
- 他人に求めすぎない
- 協調性を大事にする
- 感情をコントロールする
順に解説します。
相手に求めすぎない
他人に対して良い意味で期待しない人は介護職が続きます。
利用者さんや職員も自分の思い通りに動いてくれないことがほとんどです。
- 挨拶はすべき
- 話を聞くべき
- 一度伝えたら理解すべき
社会人として当たり前の礼儀であっても、すべての人が同じレベルで仕事ができるわけではありません。
相手に求めすぎる人ほどイライラしやすく、ストレスが無駄に溜まる傾向があります。
介護職を続けるコツは相手に求めすぎないことです。
協調性を大事にする
介護職が続く人は協調性を大事にします。協調性が求められる理由は次の2つ。
- 価値観の違う幅広い年齢層の中で人間関係を良好に保つ必要がある
- 仕事の特性(事故を防ぐ)として細かいルールを守る必要がある
現場では職員一人一人にかかる仕事の比重が大きく、自分勝手な動きをする職員がいると仕事が一向に捗りません。
良くも悪くも人に合わせるのが得意な人ほど重宝される業界です。
人間関係の問題については『介護職の人間関係は最悪です!コミュ障が多い理由を現役コミュ障介護士が暴露』という記事で詳しく解説しています。
感情をコントロールする
介護職を続けるにあたって一番重要なのは感情のコントロールです。
ムカついたときに不機嫌な対応で返すと、人間関係は当たり前に壊れます。
相手が同僚ならまだしも利用者さんに対しては、適切な対応をしなければいけません。
セクハラも含めた暴力的な利用者さんがいると介護職は本当に嫌になりますが、感情のコントロールさえできれば余裕で楽しく仕事ができます。
とはいえ、感情のコントロールが難しい人のために下記の記事を執筆しました。気になる人は参考にしてください。
【怒りの限界】介護職が利用者や同僚にイライラするときのキレない技術!
現場職員からみた介護職が続く人の特徴
私が13年以上の経験で出会った介護職が続く人の特徴は、自分にあった職場で働くことにくわえて「続けるべき理由」がある人たちです。
主なケースは以下の3つ。
- 他の職種への転職が不安な人
- 子供がいる人
- 介護の仕事が好きな人
順に解説します。
他の職種への転職が不安な人
異業種への転職が不安な人は介護職が続きます。
続くというよりも「介護職を続けてしまう」という表現の方が適切かもしれません。
不安が生まれる理由は自分の年齢や家族への責任、 リスクを取って新しい職業への挑戦が難しくなるからです。
実際に私が出会った中でも、30代後半以降の介護士は介護職が続く人がほとんどです。
自分が置かれた状況と他の職種へ転職するリスクを考えると、介護職でキャリアアップする方がある意味無難ともいえます。
子供がいる人
子供がいる人は、希望する条件が噛み合うと介護職が続きます。
育児との両立ができ、給料が良い職場だと、どんなに仕事が嫌になっても簡単には辞められません。
実際に私も保育所付きの介護施設を選んで就職した過去があります。
あるとき人手不足になり転職活動をしましたが、保育園にも入れず 給料も良かったために断念しました。
「育児との両立ができる」「給料が良い」という条件がそろった子持ちの介護士は、必然的に退職するわけにはいきません。
介護の仕事が好きな人
「介護職をするために生まれてきたような人」介護の仕事が好きな人は、たとえ転職したとしても介護職が続いています。
たとえば、以下のような特徴を持つ人。
- プライベートの時間やお金を使ってイベントの飾り付けをする人
- 利用者に会う目的で退職した先の施設イベントに参加する人
- 利用者が逝去された日が休みでも別れの挨拶に行く人
私の知り合いには、休みの日に車を走らせて、ジモティーで高価な不用品を受け取りに動き回る人もいました。
すべては施設の設えや業務効率をあげて利用者さんや職員に喜んでもらうためです。
介護の仕事が好きな人は、どんな職場でも工夫してポジティブに仕事を楽しむので介護職が続きます。
私が介護職を長く続けられた理由
私が介護職を長く続けられた主な理由は以下の3つです。
- 給料が相場より良かった
- おなじ人と毎日仕事をしなくていい
- 人に喜んでもらうのが好き
順に解説します。
給料が相場より良かった
私は一般介護職で年収500万円以上、相場よりも高い給料であるため、介護職を長く続けてこれました。
バツイチで子どもがいる私にとって、給料が減る転職は選択肢に入りません。
正直なところ、介護の仕事を辞めたいと思うことや、自分には向いていないのではと感じる瞬間は今もあります。
しかし、養育費を払い終わるか副業で稼げるようになるまでは「仕事を辞めるわけにはいかない」というのが私の現実です。
おなじ人と毎日仕事をしなくていい
おなじ人と毎日仕事をしなくていいという環境は、私にとって大きなメリットです。
私は飽きやすくて嫌いな人と仕事をするのが苦手なので、たまに会うくらいがちょうど良いと感じています。
夜勤がある介護施設は、おなじフロアでも1ヶ月に2・3回しか合わない職員もいます。
仕事の前日に自分以外のメンバーをチェックして落ち込む人もいますが、 私は無駄なストレスがたまることはしません。
同じ職員と毎日仕事をしなくてよい環境は、私が介護職を続けられた理由の一つです。
人に喜んでもらうのが好き
私は介護職を始めてから、人に喜んでもらうのが好きだという自分に気づきました。
利用者さん、ご家族や同僚の笑顔をみたときは、仕事が最も楽しいと感じられる瞬間です。
介護施設の利用者さんにはネガティブな人がたくさんいます。 年齢や体の不自由、外出できない環境を考えると致し方ない現実です。
でもネガティブな考えや表情をしているからこそ、笑顔になってもらったときは嬉しい。
介護施設という閉鎖的な環境で過ごしながら死に向かうという不満を、和らげてあげたいと思うのです。
下記の記事では「介護士の仕事内容」「介護士と介護福祉士の違い」を詳しく解説しているので、気になる人はタップしてみてください。
まとめ
介護職が続く人は、自分にあった職場で働いているだけです。
自分に合わない職場で働き続ければ、成果も出ないし、やる気もでない。仕事そのものが苦痛になります。
実際に私も次のような基準で職場を選んできました。
- 介護職を始めたばかりのとき→最先端の介護技術研修がある有料老人ホーム
- 子どもが生まれたあと→給料が高くて保育所が併設された特別養護老人ホーム
自分にあった職場を探すには良く比較検討すること。間違っても直感だけで選んではいけません。
求職者の悩みに寄り添ってくれる介護特化の転職サービスを以下の記事にまとめたので、転職で失敗したくない人は絶対に読んでください。
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当メディアの記事をご紹介いただきました、介護おじさん様の「介護の仕事が続く人、続かない人の特徴 【あなたの適性と長期キャリアの秘訣】」という記事も参考にしてください。
「介護の仕事が続く人、続かない人の特徴」という業界人しかわからないテーマを、独自のユーモアとセンスでわかりやすくまとめられています。
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