99%の不安解消!新人介護士の独り立ち期間を楽にする素直さの秘密
- 新人介護士は独り立ちまでどのくらいかかる?
- 使えない新人と思われないか不安・・・
- 早く仕事を覚える方法が知りたい!
新人介護士が先輩に嫌われると、仕事の不安を解消する手がかりを失ってしまいます。
私は介護士歴13年のなかで、たくさんの新人介護士と仕事をしてきました。
そこで、はっきりと言えることが一つ。
スムーズに独り立ちする新人と、なかなか独り立ちできない新人には決定的な違いがあります。
新人介護士に最も必要なのは「素直さ」です。
この記事を書いた人
- 介護福祉士
(16年目) - 転職で年収89万円up
- ブラック施設と
ホワイト施設を経験
- 転職エージェントの利用実績をみる
-
【レバウェル介護】は、私のワガママな希望にも真摯に対応してくださりました。
【かいご畑】は、丁寧な対応で安心して利用でき、時給の高い派遣の仕事に目を奪われました。
【介護ワーカー】を利用したのは2019年頃ですが、私にはちょっと圧力が強かったです。
【カイゴジョブ】も求人数の多い大手ですが、私には合わなかったです。
エージェントを利用した友人の声
転職エージェントについて詳しく知りたい人は「仕組みから、メリット・デメリットまで解説した体験談」を参考にしてください。
あわせて読みたい介護転職サイト・エージェントの仕組みとは?評判からおすすめまで徹底解説
- 残念な経歴から資産8桁までしたこと
-
飲食業界をメインに職を転々とする
飲み屋・レストラン・ホテル・演劇などやりたい放題
ニート同然の生活を2年以上送るパチンコとたまにするバイト、完全に人として腐った毎日を過ごす
某有料老人ホームにて手取り18万の介護職をはじめる一生懸命働いても給料明細を見るたびに泣く
介護福祉士を取得しても手取り20万以下に落ち込むだんだん介護職が嫌になる
適当に転職した先がブラック施設求人誌から適当にオープニング施設を選んだら、サービス残業だらけのブラック施設に転職。
3年以上働くも心の限界。
エージェントを利用して年収89万円アップの転職に成功リーダーになって、やる気も湧いてくる
リーダーを降りても転職から4年目で年収502万達成私が利用した転職エージェントの詳しい解説はコチラ!
新人介護士の独り立ち期間と不安を解消するポイント
新人介護士の独り立ちについて以下の順番で解説します。
- 新人介護士の独り立ち期間の目安
- 新人介護士の独り立ちゴールは夜勤
- 成長が早い新人は素直
新人介護士の独り立ち期間の目安
新人介護士の独り立ち期間は、全くの初心者と経験者で変わります。
また、人手不足の施設は独り立ちまでの期間が早い傾向にあるでしょう。
シフトを回すために、即戦力が必要なので実践重視の新人教育になりやすいからです。
管理者であるパートナーに質問すると下記の回答を得ました。
新人の教育は「基本的に3ヶ月だけど、実際にはそうはいかない」とのこと。
私自身の経験でも同じように感じています。
未経験からのスタートでも3ヶ月目には夜勤が始まると考えて良いでしょう。
もし、独り立ちのスピードが早すぎるなら、あなたに合っていない職場かもしれません。
新人介護士の独り立ちゴールは夜勤
夜勤は介護士に求められる全ての技術と能力が必要なので、独り立ちのゴールにあたります。
夜勤者に必要な能力は以下。
- 看取り対応ができる
- 根拠のある介助ができる
- 感情のコントロールができる
- 一人で業務マニュアルを遂行できる
- 急変時のマニュアルを理解して実践できる
- 事故対策(リスクマネジメント)ができる
- 認知症のBPSDを理解して適切な対応ができる
- 利用者さんの様子をみて、体調を敏感に感じ取ることができる
各利用者さんの特徴を把握して、優先順位を明確にするのが大切です。
成長が早い新人は素直
素直さとは柔軟性があり、まず「相手を受け入れる能力」をいいます。
素直な新人は圧倒的に成長スピードが早いです。
先輩の教えに対して「肯定」から入るので、学んで吸収するスピードが違います。
逆に自分の考えに固執してしまう人は、なかなか独り立ちできません。
私は素直ではないタイプの人間だったので無駄に苦労してきました。
だからこそ「素直」であることの大切さを身をもって感じています。
私の現職場に在籍する「素直な新人」と「素直ではない新人」の特徴は次のとおり。
素直な新人 | 素直ではない新人 |
---|---|
・仕事を覚えるのが早い | ・仕事を覚えるのが遅い |
・怒られることがほとんどない | ・毎日、誰かに怒られている |
・教えたことをどんどん覚えていく | ・何度、教えてもできない |
・愚痴をほとんど聞かない | ・愚痴や文句が多い |
・同僚に好かれる | ・同僚に嫌われる |
厳しい評価になりましたが、嘘偽りない事実です。
素直ではない新人に「素直」である大切さを伝えていますが、中々、伝わりません。
新人介護士が独り立ちするために最も大切なのは素直さです。
新人介護士!独り立ちの悩みを解消
新しい職種や職場で働くと悩みや不安がたくさん出てきますよね。
- 誰の話を信じればいいんだろう?
- 怒られたくない
- 疲れる
- 仕事休みたい
- 苦手な利用者さんがいる
- 一人で業務を回すのが不安でしょうがない
- 一人夜勤は大丈夫かな…
悩みや不安を乗り越える秘訣は「手本にしたい先輩を見つけ、徹底的に真似る」ことです。
ここでは経験を含めた視点で、新人介護士さんの悩み解決策を一つずつ解説します。
先輩によって言うことが違う
人によって教える内容が違う時は本当に困りますよね。
指導内容は統一して欲しいものです。
しかし、あえて言います。とりあえず、素直に聞いて手を動かしてみましょう。
利用者さんのケアについては責任者への確認が必要ですが、業務であれば独り立ちした時に応用して解決できます。
ミスが怖い
介護職のミスで最も怖いのは二つ、 薬の間違いと介助中の事故です。
経験が少ない間はミスを恐れる気持ちは強くなります。
でも、不安や恐れは大事です。
なぜなら、集中力が落ちている時に介護士はミスを犯すから
内服の手技や介護技術に迷った時は、何度でも先輩に確認しましょう。
ミスは怖いですが「怖い」と思う感情は大切です。
「誤薬」と「介助中の事故」に関する対策は【最重要】介護士が絶対に抑えるべきリスクで詳しく解説しています。
体力的にキツい
あなたが健康な身体なら、夜勤のリズムにそのうち慣れてくるでしょう。
年齢や体力の差によって個人差はありますが、私の職場では60歳を超えて夜勤をされている職員が5名います。
ただ、職場の風土によってはシフトが体力的に厳しいところもありますよね。
体力を奪うのは、緊張やストレスなど精神的負担による場合もあります。
食事、入浴、睡眠で自分を労ってあげましょう。
しかし、ブラックな介護施設であれば話が変わるので以下の記事でチェックしてください。
「どこで働いても同じ」ではありません。
職場によって働き方は違います。
人間関係が辛い
介護職は人間関係を理由に離職する人が多いです。
逆に人間関係さえクリアすれば、介護職の辛さは激減するとも言えます 。
私も人間関係は得意な方ではありませんが、常に笑顔でいる姿勢は大事にしています。
マスクもしてるし恥ずかしくないですよ。
笑顔と素直さがあれば、大抵のことは乗り越えられると思います。
介護職の人間関係について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
介護職の人間関係は最悪です!コミュ障が多い理由を現役コミュ障介護士が暴露
苦手な利用者さんがいる
介護士からみた苦手な利用者さんの特徴として「暴言・暴力」が挙げられます。
利用者さんとの関わりを避けるのは無理なので早急な対策が必要。
対応を克服する方法は、理解する姿勢です。
お手本となる先輩にアドバイスを求め、どのような関わり方が適切か研究しましょう。
認知症の方の対応は、知識を増やすだけでは上手くいきません。
実践を繰り返してこそ成果が出ます。
私は「ユマニチュード」という介護技術を学んで成長できました。
一人で業務をこなすのが不安
一人で業務をこなすには予習と復習が大事。
一定期間に集中して取り組む方が、結果的に早く覚えられますよ。
私自身も勤務外で勉強するのは嫌ですが、新人期間中は意識して予習と復習に取り組んでいました。
覚えられなくて焦るときは、ポケットにメモやマニュアルを携帯し、必要に応じて確認するのがおすすめです。
利用者さんの情報は、積極的にコミュニケーションを増やしていけば覚えやすくなります。
「マルチタスクよりシングルタスク」などテクニック的なことは、以下の記事を参考にしてください。
夜勤が不安
初めての夜勤は不安ですよね。
でも、大丈夫。
指導者が夜勤を任せたときは「あなたは出来る」と信頼された証拠です。
不安を持てる人は、不安がない人よりも意識が高い証拠。
やるべきことをやるだけです。
- ナースコールが重なったときの優先順位を明確にする
- 利用者さんに変化が見られたらバイタルを測定して看護師と連携する
- 急変対応はマニュアルに沿って
介護職にとって「慣れ」ほど怖いものはありません。
私自身、不安で一生懸命な新人さんを見ると身を引き締められます。
独り立ち期間が辛いなら自分の原因を考える
- 怒られてばかりで辛い?
- 独り立ちさせてもらえない?
独り立ち期間が辛いと感じたら、考え方や視点を変えること。
私自身も同じですが、多くの人は辛い原因を自分以外のせいにします。
例えば、次のような場面です。
原因自分以外 | 原因自分 |
---|---|
ちゃんと教えてくれないけど、この施設はどうなってんの? | *疑問点を聞いてみる。 *「習ってないので教えて下さい」と質問する。 |
いつも怒って不機嫌で、むかつく。 | *他の人に相談して私に問題があるなら改善しよう。 *私に問題がないなら管理者に相談しよう。 *それでもダメなら、いつでも転職できるようにしておこう。 |
他人の悪口ばかり言ってる最悪の職場だ。 | *悪口に一々、反応しないようにしよう *近づかないように距離を取ろう |
自分に原因を求めるのは難しいですが他人を変えるよりも簡単。
人間関係に悩んでいる人は「介護職の人間関係は最悪です!コミュ障が多い理由を現役コミュ障介護士が暴露」という記事を参考にしてください。
新人介護士の良い行動とダメな行動
先輩たちは新人介護士のことを、驚くほどよく観察しています。
- 相手に届く適切な声で返事と挨拶ができる
- 質問力が高い
- 迷ったら先輩に質問できる
- メモをとる
- 悩みが相談できる
- 爽やかな身だしなみである
質問力が高いとは、具体的でシンプルな質問ができる人です。
まず、教えられた通りにやるという姿勢も大切。
私は見て覚えられるならメモを取る必要はないと考えますが「あの子覚えてないのに、メモも取らないしさ〜」といった先輩の陰口はよく耳にします。
- 返事や挨拶ができない
- 声が極端に小さい
- 言いわけが多い
- 分からないことを自分の判断で決める
- 話を聞かない・話を聞く態度が悪い
- 愚痴や文句が多い
- 見た目に清潔感がない
ダメな行動を改善するだけで、先輩からの評価は高くなります。
【最重要】介護士が絶対に抑えるべきリスク
介護士が最も恐れるリスクは、誤薬と介助中の事故です。
なぜなら、ほぼ100%介護士の過失になるからです。
誤薬
誤薬は利用者の命に関わる重大なミスであり、介護士が最も注意すべき仕事です。
誤薬を防ぐために大切なのは集中力。
薬の種類や投与方法を把握して注意深く対応しましょう。
誤薬事故の主な原因は、人的エラーと仕組みの問題です。
私たちは、思い込みや集中力の低下に気をつけなければいけません。
一つのミスが命に関わる事実を忘れないようにしましょう。
介助中の事故(実例あり)
介助中の事故を防ぐには、正しい介護技術の習得が前提。
さらに、各利用者さんのADLやその日の体調に気を配る必要があります。
時間に追われたり、気持ちが焦っているときほど事故は起こりやすいので注意してください。
介助中の事故の実例
●レクリエーションの時間、急にジャンプして喜んで転倒された
●利用者さんの身体に車いすがあっておらず、急に滑落してしまった。
●食事介助中の誤嚥・窒息
介助中の事故は、利用者さんだけでなく介護士にとっても辛いです。
考えられるリスクを予測して対応する能力が求められます。
【結論】新人介護士は素直さが大事
新人介護士に一番大切なのは素直さです。
素直な新人は成長が早く、素直さがない新人は成長が遅い。
年齢は関係ありません。
仕事を続ける中で、不満もたくさん出てくるでしょう。
悔しい思いをするときもあります。
それでも、素直になろうと努力してみてください。
きっと楽になれます。
- 独り立ちするまでの期間が早くて不安です。どのように対処すべきですか?
-
不安要素は事前に伝えて、アドバイスをもらいましょう。
仕事の優先順位を整理してリスク回避に努めることが大切です。
初めから完璧にこなせる人はいません。
- 苦手な先輩職員がいます。いつも機嫌が悪い職員にはどのように対応すれば良いですか?
-
機嫌が悪い先輩職員の変化を期待するのは無駄です。
あなたに出来るのは、自分自身の考えや行動を変えること。
1.返事、挨拶をしっかりする
→目を見て返事、挨拶ができているか意識してみて下さい。目も見たくない相手なら顔や体を向けるだけでも効果があります。2.先輩の話に耳を傾け、理解しようとする
→利用者の不利益になるような話は、管理者へ相談しましょう。3.相手の機嫌を見て質問や相談をする。
→機嫌が悪い時に話しかけると、余計に機嫌が悪くなるかもしれません。